社長Blog

2006年8月20日 日曜日

またもや危機管理の出来ていない企業が・・・


皆さんもご存知のように先日、クレーン船が送電線と接触し、首都圏が大規模停電になった事故で、今日の朝刊を読んでいたら事故を起こした「三国屋建設」が自社のホームページで同社の高橋宏社長がこんな文書を掲載した。
クレーンが送電線と接触することにより、通常、予見される送電線の所有者の損害に限り、法的に賠償責任がある。」と見解、今回の事故で停電が発生するかどうかなどについては「予測が不能であった」と説明。
しかも「
一切の間接的損害については、損害賠償義務はない。」としている。
これを読んだ時、思わずあきれてしまった。
そもそもクレーン船の後尾に曳航している船に見張りを立てていなかった事に問題があるだろう。この後尾の船は通常、見張りやクレーン船の急なブレーキ役として曳航している。(車でいうブレーキと同じ役目)その船に人員を配置させていなかったのにも関わらずよくも「
予測が不能であった」なんて平気で言えたものだ。
万が一、急なブレーキ(後進)が必要な場面があった場合にはどうしていたのだろう・・・
また、「一切の間接的損害については、損害賠償義務はない。」と言っているが、本当に反省しているのだろうか?この会社の危機管理はどうなっているのだろうか・・・と、疑問に思う。
この間もプールの給水口に何にも罪の無い幼い子が吸い込まれて死亡するという悲惨な事故があった。この事故も今回の事故も企業や行政、強いては国の「
危機管理の薄さ」が原因であると私は思う。
今回の事故は正に、三国屋建設の危機管理の薄さが原因だろう。(この会社は過去にも同じような事故を起こしているのだから正にあきれるよ。)
このような危機管理の薄い企業や行政、国ではこの先日本はどうなるのだろう・・・不安だ。





 

株式会社 トクガ                                       桜井 栄福



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投稿者 株式会社トクガ

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