社長Blog
2006年8月 8日 火曜日
危機管理ゼロの国、日本
皆様もご存知の通り先日、埼玉県ふじみ野市の市営プールで小学2年生の女の子が吸水口に吸い込まれて死亡するという、悲惨な事故があった。
それに伴い、文部科学省が全国の公営施設や学校のプールの安全調査を行ったところ、なんと人の吸い込みを防ぐ格子金具が吸水口内に設置されていないプールが1596ヵ所あることが分かったらしい。また、吸水口のふたが固定されていないプールが305ヵ所あることも判明した。
聞いて驚く数字だ!私が思うにこの数字が何を意味しているかを独自に考えた。
それは、日本人は危機管理がまったくゼロという事だ。過去にも色んな事故が起きているが、必ず共通して言える事は事故発生後、調査を進めて行くうちに次から次へとずさんな管理体制が浮き彫りになっていく事だ。今回もその代表的な例だ。事故が起きてから初めて気が付く危機管理の薄さ。
それが原因で何の罪もない幼い女の子の命が失われて行く。一生懸命に愛情を注いで育てたご両親のお気持ちを考えると、とても悲痛でたまらない。
一日も早くこの国がしっかりと危機管理の持てる国へと変われることを願う。その為には、まず一人一人の意識と心構えが不可欠になってくるだろう。
投稿者 株式会社トクガ