社長Blog

2015年7月17日 金曜日

生命の誕生!


昨日(16日)午前1時20分に2,740gで元気な男の子が産まれた!
そう、待望の第一子の誕生だ!名前はもうすでに決めていた。 「謙信(ケンシン)」
妻はお昼頃から陣痛が始まり、約13時間後に元気な男の子を産んだ。
私は終始、側に寄り添い腰を摩ったり、汗を拭いたり、手を握ったり、お水を飲ませたり妻のサポートに徹した。
正直、妻とこんなにも長い時間、スキンシップを図りながら会話を交わした事はここ数か月間はなかった気がする・・・
今になり妻に反省をしている自分がそこに居た。
そんな自分の顔を我が子に最初に見せる父親の顔ではいけないと思い、一生懸命に妻をサポートした。
段々とコツが分かり自然と動けるようになると自然と心の準備が出来始めた。

時間が着々と進むに連れて苦しみが増し痛がる妻の姿を観ていると辛くなり、思わず助産師さんに「促進剤を打って下さい!」
と、言いたくなった。
俺が弱音を吐いていてはどうする!
もっともっと苦しみながらも命がけで必至になって頑張っている妻と命がけで産まれて来ようとしている子供がいるんだぞ!
そう思うと、少しずつ気持ちが落ち着いてきた。
助産師さんは細目に来ては妻をサポートして下さりとても心強かった。
まだ、20代前半のお若い助産師さんはとても冷静で落ち着いていた。
正直、最初はまだ若いので少し頼りないかな~と思っていたが、いつ間にか、すっかり彼女に頼っていた。

いよいよ、出産間近となり、妻は最後の力を振り絞りながら懸命に頑張っていた。
私も唾を呑み込みながら眠たさを我慢していた。
そこで、驚いた事があった。
先生は見ながら指示をしているだけで、取り出すのはその若い看護師さんだった!
彼女はとても冷静で赤ちゃんをゆっくりと回転をさせながら完全に妻と赤ちゃんの息に合わせながら取り出していた。
その瞬間に私は完全に彼女に脱帽した。そして彼女を見る目が尊敬の目に変わって行くのが自分で分かった。

1時20分に遂に生命の誕生が訪れた。
へその緒を首に巻いて、まるでスーパースターが首に巻くスカーフのように「吾こそは謙信なり!」
と、言わんばかりのような誕生だ!
私は思いっきり喜びながら妻を労いそして目に涙が溢れそうだったので、必死にこらえた。
「良く頑張った!ありがとう」
妻に感謝をしながら子供にも「初めまして。パパだよ」
と、声を掛けた。
生命の誕生の瞬間が、こんなにも神秘的で素晴らしいものだと42歳にして初めてしった瞬間だった。
そして何と言っても妻の強さには驚いた。
妻がこれ程までに、たくましく見えたのは初めてだ。
普段は亭主関白の自分も完全に今は立場が逆転した。
またまた脱帽した瞬間だった。

女性は凄い!
男性が絶対に成し遂げる事の出来ない事を成し遂げて下さるのだから凄い!
それに、お産の痛みを男性が経験すると気絶すると言われているが、その想像を絶する痛みに耐えるのだから、もう言葉に言い表わす事が出来ない程、凄い。

出産後、分娩室のあと片付けを淡々としているお若い助産師さんは終始冷静であった。
真夜中でとてもお疲れなのに本当にありがとうございました・・・
この感謝の気持ちは一生、忘れません。
そう思いながら暫らく助産師さんを見つめていたら外はもう、明るくなっていた。
気付けばお腹も空いていて、おにぎりを頬張った。
妻に「お疲れ様」と声を掛けて朝方、家の寝床に着いた・・・
とてもとても長い一日だった・・・

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投稿者 株式会社トクガ

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