社長Blog

2007年11月 3日 土曜日

住宅着工戸数が44%減

国土交通省が先月31日に発表した9月の新設住宅着工戸数が、前年同月比44%減の6万3018戸で3カ月連続のマイナスとなった。下げ幅は前月に続き過去最大を更新した。
そもそも減少した大きな理由として、耐震強度偽装問題を受け建築基準法が改正され今年6月に施行された。この改正により着工前の建築確認審査が厳しくなったのが大きな原因。
これにより国内総生産(GDP)への悪影響は避けられない。
姉歯元1級建築士から始まったこの問題で真面目に事業を取り組んでいる業者には大変、迷惑している。
弊社も建売事業を行っているが、建築確認の申請をしてから許可が下りまでにあまりにも時間が掛かり、その間の事業資金の金利負担が大きい。なので弊社は建売事業を今は自粛している状況です。
この状況を一日も早く解決するには、国土交通省が新改正を全国の審査機関(役所を含む)に指導、教育する事だろう。現実は、審査する者が新改正をあまり理解されていないのが現状です。おかしな話です。こちらの質問に答えられないのですから・・・急いで法改正はしたが、対応がつい来れていない。と言った感じだ。
しかし私が思うには、これから先、もっと審査が厳しくなるのではと、思う。その理由として先日、住宅断熱材などの分野でトップメーカーのニチアスが耐火試験に違法で合格していた問題でこの先、どのように影響が
出るのか注視されるところだ。
それにしても、今の日本は食品にしても住宅にしても偽装だらけだ。いったい企業のモラルは何処へ?
まったく、おかしな国になってしまっている・・・

株式会社 トクガ                                       桜井 栄福

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投稿者 株式会社トクガ

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